朝日が眩しく空を照らし始めた。
夕べは珍しく酒を控えたので、酔いつぶれて眠る日々からおさらば。しかし、寝付けずに困った。
布団の中で、じんわりと夜を味わうも、1時間過ぎても寝られず、これはどうしたものかと、寝る対策を考える。きっと、体と脳の疲れのバランスが崩れているのかもしれない。
それなら、脳を疲れさせてみるかと、ラジオを付けて、スペイン語講座を聴く。
運良く、「博士の愛した数式」のスペイン語訳の放送。スペイン語の数字をまだ覚えていないので、これは頭をクルクルさせてくれ、そのまま眠りの森にクルクルと落ちていった。
それなのに、こんなに早くに目が覚めてしまった。これも年のなせる技なのかな。
残り少ない時間を、やり残したことの無いように過ごさせようという神の計らいかな。