仕事でジャーナリストの方にお会いした。
その方の、本の表紙を見て、テレビで見たドキュメンタリーを撮った人だと知る。
思っていたより、年配の方だったので、驚いた。(ごめんなさい。)
私は撮影するだけだが、彼女のストーリーを聴いていると、勉強になった。
40歳の折、病気になったのをきっかけに、新しい世界へ飛び出していった人だった。
OLだった彼女を動かしたのは、カメラと写真と、写真展だった。
パレスチナという日本にいては関心を寄せることさえ、あまりないだろう国に、彼女は身を投じたのだった。
彼女が撮るのは、戦争ではなく、そこで暮らす女性たち。争いがあったとしても、そこには当たり前の日常も存在するのだと言うことを、地球の裏側で暮らす私たちに、彼女のカメラは教えてくれる。
さて、自分はこれでいいのかと言う自問自答もありながら、話に聞き入った。