今、ハートネットTVで自殺の話しを取り上げている。
生きるためのテレビと題して。
その中のファースト議題が「私が死にたくなるトキ」だった。
いまの20代の一番多い死因が自殺なのだという。
私は、死にたがりだった。
いつ頃からか、定かではないが、中学頃から死への変な衝動がある。
最初にそれに気がつかされたのは、電車が入ってくるホームに立っている自分に、ホームに入ってくる電車が警笛を鳴らした。
ああ、ごめんなさい。
そういう外からの刺激で、少し立ち止まることが出来た。
その後、何度かあったけれど、そのたびにやっぱり死にたくはないので、人生を切り替えてきた。
最近死にたいなぁと思ったのは、シマウタ仲間にいじめられたときだった。通勤の電車のホームに、吸い込まれそうになった。
ああいけない、いけない、と自分を奮い立たせ、歌を作った。
結果的には作ってもらったのだけれど、その歌の歌詞には、私の挫折から生きる希望を見つけたときの言葉が詰め込まれている。
幼い頃から、いじめられていた。幼い頃なんて、相手はいじめなんて思ってはいない。新しい個体の排除だ。
転校生は、常にそういう目に遭っているのだろう。
その記憶に重なる思いを受けたときに、私は、死に向かう気持ちになるような気がする。
心を開いた相手に、とんでもない目に遭わされたときだ。
心の声が歌になり、その歌が人に受け入れられて、何かが溶けていく気がしていたのだけれど、その歌の存在を否定された。
面白いね-。
泣くなんて思ってもなかった「島のブルース」を聞いて、カメラのレンズが曇って撮影が出来ない、それくらいの思いを、あの歌で感じる人がいる?いや、感じないでしょ。
それくらい追い込まれた人でないと、あの気持ちは分からないよ。
私の大切な言葉たちを、返して。