陶芸体験に、千葉の成東へ行く。
そこのオーナーさんは蘭を栽培販売しているのだが、蘭のための鉢を作り始めたのがきっかけで、陶芸家に。
焼きの研究もされていて、いろんなお話を聞かせてくれる。
今回は2度目の体験。
蘭が咲き乱れる温室でいい土で、好きな物を作るというシンプルな陶芸教室が開かれる。
蘭の香りに包まれていると、島にいるような錯覚にはまる。
春に香りのいい蘭を一株購入した。来年花が咲いてくれるといいなぁと思っているが、この秋もまた一つの株に目がいった。
これから咲くつぼみを付けていた。どんな花かはわからない。いい香りですよと言われ、これにしようと思った。
「南の島に持って行っても大丈夫ですか」と訪ねると、「どこですか?」と聞かれた。
絶対に聞き出すという雰囲気があったので「奄美です」とこたえると、オーナーは奄美に行ったことがあるという。
しかも、50年以上も前で、住用の山の中で年を越したのだとう。
私以上に、島に詳しかった。
植物が大好きで、日本中、あちらこちらを訪ね歩いていたらしい。
その時に奄美から持ち帰った植物が、この温室で元気に息づいているという話が聞けた。
アマミセイシカは、奄美にはもう古い株は残っていないのではないかときかれたが、私にはわからなかった。
シダレコケモモは、聞いたことのない名前だった。
このシダレコケモモは、最近やっと種からなら増やしてもいいという許可が出たという。
奄美には残っているのだろうか。
もう一つ、植物の名前を教えてもらったが、それも聞いたことがなかった。
東京からバスで1時間、千葉の東で奄美の植物に出会った。