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猫とぬっちょりとお気楽な日々

torute.exblog.jp

譜を採る

「いきゅんなかな」
前回、自分なりに譜面を書いて、改めて弾いてみると、とても分かりづらい。

どういう風に、自分の先生は書いていたっけ?しまってあった、師匠の譜面を開く。

あっ、そうか~。

とてもわかりやすく、それにとても綺麗。

もっと、丁寧に綺麗に書こう。
これって、歌に対する姿勢でもあるなぁと思った。

自分にとって欠けているものが見えてくる。

なめたらいけません、謙虚な気持ち、大切に思う気持ち、そんなのが少し抜けていたかも。

丁寧に書けば、その譜面はいつまでも残る。
そして、歌は伝わっていく。

以前、島に帰る飛行機で、偶然隣り合わせに座ることになったシマウタ界の大御所のT先生が、私が見ている譜面を見て、「それいいね。ちょっと見せて」と師匠の譜面に見入った。

参考にさせてもらうと言っていたが、今、使ってらっしゃるのだろうか。ちょうどコピーしたものがあったので、一枚あげてしまった。
師匠には、ついにそれを言えなかった。

実は、昨日の飲み会で、昔の会の仲間にあって、聞いた一言が、どうも、心にひっかっかっている。「私は帰ってこない」。師匠がそういったという。

なんか、とてもすまないことをしてしまったような気がする。
常に新しい生徒に気を回す師匠に、新しい曲が習いたくて、うずうずしてしまい、疎遠になって行ったことが度々あったが、そのときもそうだった。そして、別れの日は突然来ちゃったんだけど。

そんなことを思ったせいか、今日は、師匠の譜面が、やけに懐かしくて温かい。
もっと、もっと、師匠のシマウタを習っておきたかった。
by toruteh | 2009-09-22 00:02 | 唄日記
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