どこに行っても、まだまだ人がたくさんいる。
今回の日食ツアーでは、古仁屋に泊まってバスで北に観測に行くというご一行もいたらしく、古仁屋で、旅人たちと会った。
北だけでなく、南にも日食の恩恵があってよかったと思う。
昨日は久しぶりに日差しが戻って、奄美らしい暑さになった。
車のクーラーがあまり効かない。
こんないい天気を見ると、やはり、きっちりとした皆既日食を見たかったと、わがままな気持ちが沸いてきたりする。満足していたはずなのに。
古仁屋のジェラート屋でジェラートを買って南を後にした。古仁屋の夜は、いつもディープで、朝食べるこのジェラートがアルコール度数のあがった体を優しくいたわってくれるのだ。
幼稚園までを過ごした阿木名を過ぎ、生まれジマ、勝浦を過ぎる。知り合いがいないので、ここはいつも通過するだけだ。
左手に大島海峡が広がる。網野子峠からみる大島海峡はすばらしい。すばらしいが、つづれ折りの道は、車を止めることができないので、ゆっくり味わえないのが残念。
この峠の下にも、トンネルが通るらしい。名瀬から長い山道を来て、下り坂に入り、さーっと眼下に広がる入り江の景色が、またひとつなくなってしまうのかな。
夕べは女子寮の仲間と久しぶりに再会した。みんな、日食あたりを体験していた。やはり、日食あたりはあるんだな。